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2015 01 11 MIKKYOZ LIVE at 砂丘館 "SPECTRA FEED"
→ MIKKYOZ.com

20150128

正直、空なんかもう灰色の雲ばかりで、
その隙間から透き通る様な水色が
チラリと見えれば有り難いくらいの陰鬱な空気で
此処で生活しているだけで気持ちが薄暗く
澱んでくる様な街に
生まれてから数十年と暮らしている。

”それらしい”事しかない。
根っから生まれ育ってきた文化なんて多分一握り
そんな土壌も無い。
都心まで車で6時間、高速電車で2時間、
ここの人が憧れる情報最先端まで其の位の距離、近さ故
陰鬱にまみれる人柄はそれ相応にねじ曲がり、
先端を真似したその上で
ちゃっかりとソレよりも羨ましがられる様になりたい
と思う歪な精神性。
コンビニエントに先端を装いたい単純な思考は
"流行に敏感"と手っ取り早く真似する事で
自分たちの価値基準で何かを生み出すなんて
ひとかけらの気持ちもないのだ。
文化を纏ってポーズを付ければ大勢にちやほやさせる。
欲求なんてそれ位の事で解消される安直さ。

心の根っこで自分の感覚に自身が無い、
から能動的に何か始める事なんてない。
流行ものを真似てそれで終わり。
はなからそんな心構えなのだ。
田舎根性だらけの都会文化の植民地。
一言で言えば「地獄」


私は神経を痛めて病んでしまっているので
歩いているとフラフラとめまいがする。
それは汚泥の様な澱み蔓延した自意識に当てられてなのか、
それとも頸椎ヘルニアが巻き起こす神経の反射の所為なのか、
部屋を出るとめまいの様に視線が泳ぎ、
子どもの頃に意味も無く遊ぶ
くるくる廻り過ぎた時になるアレの様に、
目線が定まらずに只々焦点の合わない目で
街を眺めながら歩く。あ、散歩と言うのか。

澱んだ町並みを目眩混じりにふらりと歩くと
そんな自意識を無視出来る、
というか確認する事をスルーする。
見えるものは生の気配のない人工物と少しの自然で、
人工物は魂の無い固まりとして至る所に点々と存在して
生活を形成する社会部品として
綺麗に塗り固められた状態で放置(管理)されている。
橋梁、階段、電信柱、壁のようなそういうやつ。
比べて自然はたくましい。
偉大な神木、大きな力の様に奉られる事なんて無く、
只々生きる為に根を張り育ち命を広げる。
雑草、木、花、独自の生体で本能の侭に命を突き進むのだ。

目眩の揺れの中に私の目に飛び込んでくる小さな命の息吹と
加工されたコンクリートの固まり。
命は容易にコンクリートを突き破り裂け目から水分を得ると
蔦を這わせて無命の間に侵蝕するそのエネルギー。
混ざり込むその姿はまさに生と無の混ざり合った都市と人間を想起させる。
人体の神経感受はエネルギーの波動に敏感に反応して
生きる命と波動を無意識にシンクロさせる。
これは人間の本能なのか。
どこかの話ではなくふらりと少し外に出ると
実はそこかしこにそれらは転がっている。

社会、文明、経済にまみれてそれが生きる事と思い込み
都市で生きていく上では其れは思考からショートカットされる。
要らない思考として処理される。

しかしひとたび生命と加工物のフュージョン姿に意識が向くと、
其れに当てられ自然物である肉体に意識が向けられる。
忘れかけていた生き物としての人体とエネルギーに再度気付かされるのだ。

目眩の中で見る其れ等は夢なのか?
自意識の汚泥が澱み堪る都市生活社会が現実なのか?
いや逆に其れこそが本当は夢なのだ。
文化を消費し着飾り欲求を振りまく其処こそがまやかしの"常識"なのだ。

MIKKYOZの作品に触れるとそれを体験せずとも
頭の中に同じ作用を感じ取る事が出来る。
彼らは神経に作用する様に鳴り響く音塊と映像や写真を操り
夢をコントロールするかの様に意識の中に滑り込み
本来の生き物たる人間の自己探求思考を
作用させるべく作品を制作する。
自意識の汚泥の蔓延する上っ面の"文化地獄"の中で
生身の命の鼓動を鳴らし提示し続ける。

それは密教の術式を用いて人間本来の力を引き出し
操作する技術の様に真の現実を我々に提示し続ける僧侶だ。

08:39 | 雑記 | comments(0) | trackbacks(0)
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  • 出会った頃の私たちは心細くて不安もあったけれど、いつもどこかでワクワクしてた。とにかくあの頃の空は、なんだかすっごく広かったんだ〜映画「ソラニン」〜
    nell (10/21)
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